東大教養学部でボカロPによる「ボーカロイド音楽論」ゼミが開講してるらしい

少し前の記事で恐縮ですが、これ↓

IMG_5825-1-1024x732

「初音ミクでエンタメはどう変わったのか? 東京大学初のボカロPによるゼミに迫る – 東大新聞オンライン」

もう始まっているのですね。とても聴講にいきたい。。この記事の前半の分析とか、鮮やかです。

「若い層の新しい購買意欲を刺激するより、既にモノを買うのが習慣になっている年上の層に、彼らが既に馴染んでいるものを売り込むほうが、ビジネス上得策だという発想になってきたんです。それ以降、社会全体が10代20代の消費をカルティベイトすることをほったらかすようになってきた。」

という記述があるんですが、ストーンズやスプリングスティーンのボックスが何万円もしたり、パチンコ屋にちょっと昔のアニメのコンテンツがずらっと並んだりとか、確かにそうだよねという思いが半分。

でももう半分は、スマートフォンとSNSがここまでひろがって、わざわざ金かけて消費に向かわなくても、至る所で若者であろうと40代であろうと、人々のリビドーを吸収してしまう装置が機能しているというか、わざわざ「消費」をカルティベイトする意義そのものがなくなってるってこともあるよなー、と。

あと、もちろんこのゼミにそんなつもりは毛頭ないことは予想できるのですが、やはり個人的にはボカロの世界は世代論では片付けてほしくないなと。まあわたしも世代としてはみ出しちゃってますが、実際にイベントへ出かけて淘汰されつつあるCDなんてものを売っていると、他のブースも含めて買っていく層の多様さに目が眩んだりして。。。あ、30日の超ボマスで買っていただいた皆さま、ありがとうございます!!!!

そんなわけで、その超ボマスでも頒布したCDは7月15日に全国発売です!