Eulogia


音を合わせて
歌を織り成す
夢を繋げて
星を降らせる

地下室から始まった物語
いまだ誰も知らない創世記
主人公は傷ついた僕ら
生まれた街は楽園より遠くて
風が土が季節の匂いがない
今日は昨日の続きですらない
禁断の果実は手の届くとこ
胸を張ってもうひとつ食べよう

この手を伸ばせば
届くのだろうか?
この街の中で

昨日の夕立
とても強い雨
なぜか怖かった

誰かが呼んでる
あの声が聞こえる
目の前のドア
強くたたけと

何か足りない音符が欠けている
とても大切なたったひとつの
やっと見つけたと思ったそばから
いつもいつも裏切られてばかり
壊れてしまった僕らの世界を
ひとつひとつ創り直したいの
なのに足りない音符が欠けている
とても大切なたったひとつの

外した足かせ
大事にしていた
ずっと信じてた

知らない景色が
そこに広がった
もう怖くないよ

誰かは君なの?
未来から呼んでる
僕が作り出す
強い命

同情なんか感じないだろう
懐かしさなどシカトしていいから
家畜じゃないなら示してみろよ
責任も罪悪も不要なもの
それでいいのさ祝福をしよう
天と大地から解き放たれた
君にしか創れない世界がある
ガラスと油で捏ね上げるんだ

思い浮かべて
言葉並べる
音を合わせて
歌を織り成す

糸をつむいで
布を織り成す
型を断ち切り
袖を合わせる

何か足りない音符が欠けている
とても大切なたったひとつの
地下室から始まる物語
いまだ誰も知らない創世記
同情なんか感じないだろう
それでいいのさ祝福をしよう
君にしか作れない世界がある
わかってるだろ君は君になれ

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