君は海の底

水面に映る星 煌いて
君の甘い香り 思い出した

撮りためた写真は
いつか色あせて

でも切り取られた時間はまだ
どこかへ繋がるのだろうか

君は逃げ出した あの夜に
寒くて悲しくて 震えていた

どんなに嫌われたって 
ぼくは忘れはしない
君には過去でも 僕には未来さ
こんなちっぽけな光でも

君は海の底でもがいてる
ひとりぼっちだと 思い込んだまま

空の星座に導かれて
君の運命ぜんぶ抱きしめて

水面に黒い影 広がって
君は心まで 飲み込まれて

小さな悲鳴は
あの日聞こえることはなく

でもはじめに助けてくれたのは
君の方だよ 忘れたの?

ぼくは決めたんだ 目を逸らさない
嘘も裏切りも 飲み込んでやる

どんなに嫌われたって 
君を迎えに行く
君の罪なら愛する理由さ
どれだけちいさな光でも

君は海の底で苦しんでる
息もできないままでひとり耐えている

ぼくにできるすべてのこと
君を愛するただそれだけ

愛の言葉だけが君を救う
嫌われても拒まれても怖くはない

空の星座に導かれて
ふたりはまた何度も出逢う